大阪府泉佐野市の歯科(歯医者)かつふじ歯科です。一般、小児歯科のほかに口腔外科、インプラント治療など幅広い診療を行っています。

歯周病

3DS(成人用)

歯磨き粉を使わずにブラッシングした後に専用の型を用いて薬剤(クロールヘキシジン製剤)を歯面に集中的に停留させることで歯周病を防ぐのを目的とします。1日15分~30分間ずつ1~2週間装着すると、口腔内の歯周病菌数が極端に減少し歯周病の進行を食い止めるといわれています。

治療例

3DS

患者様各個人のマウスピース(厚さは1ミリ以内です)を作ります。マウスピース代として5,000円(税別)かかります。

 

3DS

歯周病予防の薬剤を内面に塗って口腔内に装着します。

 

歯周病には日本人成人の8割以上がかかっていると歯科疾患実態調査では報告されています。

歯周病の症状

①歯ぐきから血がでる。
②歯ぐきから膿がでる。
③歯ぐきが腫れる。
④歯がグラグラと動く感じがする。
⑤歯ぐきが浮いたような感じがする。
⑥口臭が気になる。
これらの項目に当てはまる人は歯周病になっている可能性があります。

歯周病の原因

歯周病の直接原因は、プラーク(歯垢)で、その中に歯周病菌が、1mg中に数億個存在するといわれています。歯磨きを怠ったり、砂糖を取りすぎたりしますと、歯周ポケット内で異常に増殖し、それらが産出する毒素によって歯周組織に炎症をおこし、歯槽骨を溶かす歯周病へと進行していきます。また、歯石はプラークが石灰化して固まったものです。表面がざらざらしているのでさらにプラークがたまりやすくなります。歯石は堅いので自宅では取れなくて歯科医院で除去してもらうしかありません。そうなる前にまず歯磨きでプラークをきれいに取り除くことが大切です

治療例

歯周病症例

歯の付け根が赤みを帯びて腫れています。歯ぐきに触れると容易に出血しました。

歯周病症例

歯周外科術後、歯ぐきが引き締まって赤みも軽減し出血もなくなりました。

治療の流れ

初診

来院目的である主訴(痛みや腫れ)を解決するため、応急的に歯を固定、腫れや痛みがある場合は、軽減させる処置を行います

検査

口腔内の写真やレントゲン、歯周検査を行い今後の治療計画を立てます。

初期治療

歯周病治療は、患者様ご自身が歯磨きに対する意識を持っていただくと言うご協力無しには成り立ちません。また、歯石取りは、表面上の歯石だけを取るのではなく、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)の奥深くまで行います。

再評価

初期治療にて、どの程度回復してきたのかを検査します。改善が良好な場合は定期検診に移行します。

歯周外科

再評価で回復が認められない場合は、歯ぐきの手術を行います。

手術法としては以下のような方法があります。

歯肉剥離掻爬術と人工骨併用療法

歯肉剥離掻爬術

歯ぐきを切開して高周波治療器にて不良な組織を除去します。

 

歯肉剥離掻爬術

組織を除去した後人工骨を転入したレントゲンです。

 

石膏系骨補填材を用いた歯槽骨再生療法

歯槽骨再生療法

歯ぐきを切開して 不良な組織を取り除くと 骨(歯槽骨)が吸収されていました。

 

歯槽骨再生療法

長短時間硬化性の骨(数分)にて吸収部位を埋めました。

 

歯槽骨再生療法

手術時間は30分~で術後は縫合して経過を見ます。

 

歯槽骨再生療法

3週間後抜糸して傷口の直りを確認します。

GTRメンブレンを用いた歯槽骨再生療法

GTR法

歯ぐきを切開して不良な組織を高周波治療器にて除去します。

 

GTR法

除去した組織に歯槽骨再生膜を埋め込みます。

 

GTR法

膜を縫合して終了となります。

 

エムドゲインを用いた歯槽骨再生療法

エムドゲイン

歯ぐきを切開して不良な組織を高周波治療器にて除去します。

 

エムドゲイン

組織再生ジェルを除去した部分に注入します。

 

エムドゲイン

縫合して終了となります。

トラフェルミン(遺伝子組換え)製剤 リグロスを用いた歯槽骨再生療法

重度の歯周炎患者を治療するとき、歯肉を剥離して歯根や歯槽骨(しそうこつ)をクリーニング手術します。このとき、歯の土台部分である歯槽骨の再生を促すために使用します。保険適用となります。

症例

歯ぐきを切開して可及的に不良な組織を取り除きます

3DS

リグロスを準備します

3DS

歯ぐきの中にリグロスを注入します

3DS

縫合して終了 経過観察します

定期検診

歯周病の再発防止のために、歯科衛生士によって定期的(数ヶ月ごと)に行っていきます。
また自宅での予防処置として、3DS(歯周予防薬による薬物療法)を推奨しています。

歯周病の危険因子

歯周病もむし歯と同様、歯周病菌がいるだけでは発症しません。様々な心理的なストレスによる免疫力の低下や喫煙・お酒などの生活習慣、糖尿病などの全身的な疾患が重なることによって発症します。
細菌数、生活習慣、全身の健康度は一人ひとり異なりますが、定期的な検診をすることにより歯周病の発症を未然に防ぐことも可能です。

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